Google カレンダーの時間の分析情報(Time Insights):どこにあるのか、なぜ表示されないのか
時間の分析情報(Time Insights)は、会議に時間がどう配分されているかを表示する Google カレンダーのパネルです。探しても見つからない人が多くいます。ほぼすべてのケースは、3 つの理由のどれかで説明できます。個人の Google アカウントを使っている、会社の Google Workspace のエディションに含まれていない、またはスマートフォンで見ている、のいずれかです。Google のヘルプページでは、時間の分析情報は仕事用アカウントまたは学校用アカウントの Google カレンダーで使える機能として案内されています。Gmail に付いてくる無料の個人 Google アカウントにはこの機能がなく、オンにする設定もありません。
時間の分析情報の場所
- パソコンのブラウザで Google カレンダーを開きます。
- 左側にある その他の分析情報 をクリックします。
- カレンダーのビューで期間を選びます。1 週間なら週ビュー、1 か月なら月ビューです。
- グラフのセクションにカーソルを合わせると、対応する会議がカレンダー上で同じ色でハイライト表示されます。
左側に「その他の分析情報」がない場合は、時間の分析情報が表示されない理由のいずれかに当てはまります。
時間の分析情報を使えるアカウント
Google の管理者向けヘルプには、この機能に対応する Google Workspace のエディションとして、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Standard、Education Plus、Nonprofits が記載されています(ユーザーの時間の分析情報を有効または無効にする、2026年10月19日に確認)。Business Starter と Business Standard はこの一覧になく、個人の Google アカウントも含まれていません。そのため、Business Standard を使っている小さな会社では、すべての設定をオンにしても時間の分析情報は表示されません。
時間の分析情報に表示される内容
- 時間の内訳:サイレント モード、1 対 1 の会議、ゲストが 3 人以上の会議、まだ返答していない招待、残り時間。残り時間は、業務時間を設定している場合にのみ表示されます。
- 会議に割いた時間:過去 3 週間の平均です。月ビューでは過去 3 か月間の平均になります。
- 会議に参加したユーザー:期間中に一緒に過ごした時間が最も長い 5 人です。最大 10 人までを固定して追跡できます。
期間はカレンダーのビューに従います。変更するには週ビューまたは月ビューに切り替えます。仕事用アカウントや学校用アカウントでは、予定にラベルを付けて(最大 200 個)、時間の内訳で追跡することもできます。
時間の分析情報が表示されない理由
| 状況 | 対処法 |
|---|---|
| 個人の Google アカウントを使っている | 時間の分析情報は個人アカウントにはありません。下記の代替手段のいずれかを使ってください。 |
| Workspace のエディションに含まれていない | Business Starter と Business Standard は Google の一覧にありません。Google の中で使えるようにするには、管理者が対応エディションに切り替えるしかありません。下記の代替手段は、どのエディションでも使えます。 |
| スマートフォンで見ている | Google によると、時間の分析情報はパソコンでのみ表示できます。ブラウザで calendar.google.com を開いてください。 |
| 組織でオフになっている | 管理者は、全員または一部のチームに対してこの機能をオフにできます。管理者に問い合わせてください。再度オンにしてから表示されるまで、最長で 24 時間ほどかかることがあります。 |
| 別のカレンダーを見ている | 時間の分析情報の対象はメインのカレンダーです。自分が所有または登録しているほかのカレンダーは含まれません。 |
| 残り時間が表示されない | Google カレンダーの設定で業務時間を設定してください。時間の分析情報は、業務時間を基準に残り時間を計算します。 |
Google のヘルプにあるプライバシー上の注意点として、カレンダーの「予定の変更および共有の管理」権限を持つユーザーは、あなたの時間の分析情報も見ることができます。
集計されないもの
時間の分析情報は、会議を把握するためのもので、時間を請求するためのものではありません。会議に割いた時間について Google が予定を数えるのは、あなたが出欠確認に「はい」と回答し、あなた以外に少なくとも 1 人のゲストがいて、「予定あり」とマークされ、長さが 8 時間未満の場合だけです。2 つの会議が重なっている場合、重なった時間は 1 回だけ数えられます。そのため、「Acme:報告書の下書き」のように 1 人で予定に入れた作業時間は、たとえそれが請求する仕事であっても、時間の分析情報にとっては会議ではありません。
ヘルプページには、エクスポート、クライアント別の合計、時間単価についての記載もありません。時間の分析情報は「1 週間をどこに使ったのか」には答えますが、月末にクライアントが求める時間の一覧は作りません。
どの Google アカウントでも使える代替手段
無料、ブラウザで:時間集計ツール
Google カレンダーからカレンダーをエクスポートし([設定]、[インポート / エクスポート]、[エクスポート])、その .zip を無料の Google カレンダー時間集計ツールにドロップします。選んだ期間について、1 人での作業時間も含め、カレンダー別、タイトルのキーワード別、週別に時間を合計します。個人アカウントにもすべての Workspace エディションにも対応し、ログインは不要で、ファイルはブラウザ内で読み込まれます。何もアップロードされません。
無料:短いスクリプトとピボット テーブル
ガイド「Google カレンダーをタイムシートにする方法」の 10 行のスクリプトで、予定を Google スプレッドシートにコピーします。予定ごとに 1 行、日付、開始、終了、時間、タイトル、色が入ります。続いて、ガイド「Google カレンダーの時間をクライアント別・色別・週別に集計する方法」に沿って、色別、タイトルの単語別、またはピボット テーブルで合計します。設定には 1 時間ほど、毎月の再実行には数分かかります。
自動:Calendar Timesheet
Calendar Timesheet は、仕事用アカウントだけでなく個人の Google アカウントでも、Google スプレッドシートで動作します。チェックを入れたカレンダーを読み込み、あなた自身のスプレッドシートに予定ごとに 1 行を書き込みます。オートパイロットを使えば、これを 1 時間ごとに行います。1 人での作業時間も会議と同じように数えます。各予定は、色、カレンダー、タイトルの単語、ゲストのメールドメインでクライアントに割り当てられます。
| 時間の分析情報 | Calendar Timesheet | |
|---|---|---|
| アカウント | 一部の Workspace エディション(学校用アカウントを含む) | 個人を含む、すべての Google アカウント |
| カレンダー | メインのカレンダー | チェックを入れたカレンダー(共有カレンダーを含む) |
| 集計対象 | ほかのゲストがいる、承諾済みの会議 | ルールで選ばれたすべての予定(会議かどうかを問わない) |
| クライアント別 | ラベル(仕事用・学校用アカウント) | 色、カレンダー、タイトルの単語、ゲストのドメイン |
| 数字の行き先 | サイドパネルのグラフ | スプレッドシートの行と合計 |
| 単価と金額 | なし | 時間単価、端数処理、月末の請求明細(Pro) |
どの Google アカウントでも分析を。Calendar Timesheet の無料エクスポートでは、任意の期間の色別・カレンダー別の合計が得られます。Pro ではクライアント、単価、オートパイロットが加わります。