Google カレンダーの時間をクライアント別・色別・週別に集計する方法
Google カレンダーは、いつ働いているかは示しますが、どれだけ働いたかは示しません。個人の Google アカウントには、クライアント別、プロジェクト別、色別の合計はありません。時間を数えるには 2 つのものが必要です。各会議がどのクライアントのものかを一貫して示す方法と、所要時間を合計して分ける場所です。このガイドでは、その分け方を扱います。クライアント別、色別、週別、月別です。1 つの合計だけが必要なら、Google カレンダーで稼働時間を計算できますか?をご覧ください。
ステップ 1:各会議にクライアントのタグを付ける
よく使われる方法は 4 つあります。実際に続けられるものを選んでください。
| 方法 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| クライアントごとに 1 色 | クライアントが少なく、見た目で予定を立てる場合。予定を右クリックして設定します。 | Google の予定の色は 11 色です。クライアントが 11 社を超えると色が足りなくなります。 |
| クライアントごとに 1 つのカレンダー | クライアントが多い場合や、クライアントとカレンダーを共有する場合。 | チェックを入れて表示しておくカレンダーが増えます。 |
| タイトルの単語(例:「Acme:週次の電話」) | クライアントの数に制限がなく、スマートフォンでも使えます。 | 入力ミスが 1 つあるだけで、その会議は数えられません。 |
| ゲストのメールドメイン(例:acme.com の全員) | 招待を送るクライアントとの会議。タグ付けはまったく不要です。 | ゲストのいない社内の作業には、別のタグが必要です。 |
ルールが明確であれば、組み合わせても問題ありません。たとえば、まず色で判断し、色を付け忘れた会議にはゲストのドメインを使う、という具合です。
ステップ 2:クライアント別・色別に所要時間を合計する
Google カレンダーで(仕事用アカウントのみ)
一部の Google Workspace のビジネス、エンタープライズ、教育機関向けエディションでは、時間の分析情報 パネルに時間の内訳が表示され、色別にも確認できます。表示されるのはグラフで、請求に使える一覧ではなく、単価もありません。個人アカウントでは使えません。ガイド「Google カレンダーの時間の分析情報(Time Insights):どこにあるのか、なぜ表示されないのか」で、何が集計されるのか、代わりに何を使えばよいかを説明しています。
ブラウザで、1 回だけ集計する
Google カレンダーからカレンダーをエクスポートし、そのファイルを無料の Google カレンダー時間集計ツールにドロップしてください。何もアップロードせずに、カレンダー別、タイトルのキーワード別、週別に時間を合計します。Google のエクスポートには予定の色が含まれないため、色別の合計には以下のいずれかの方法を使ってください。
Google スプレッドシートで、無料で
まず、予定を 1 件 1 行でスプレッドシートに入れます。ガイド「Google カレンダーをタイムシートにする方法」に、日付(A 列)、開始、終了、時間(D 列)、タイトル(E 列)、色番号(F 列)を書き出す 10 行のスクリプトがあります。そのうえで、次のようにします。
- 色別:
=SUMIF(F:F, "10", D:D)は色 10 の時間を合計します。Google の予定の色の番号は、1 ラベンダー、2 セージ、3 ブドウ、4 フラミンゴ、5 バナナ、6 ミカン、7 ピーコック、8 グラファイト、9 ブルーベリー、10 バジル、11 トマトです。空欄は、カレンダー自体の色を表します。 - タイトルの単語別:
=SUMIF(E:E, "Acme*", D:D)は、タイトルが Acme で始まるすべての予定を合計します。 - 全クライアントを一度に:表を選択して 挿入、ピボット テーブル の順にクリックし、[行] に色またはクライアントの列を、[値] に時間の合計を指定します。
色をクライアント名に置き換えるには、2 列の小さな表(色番号、クライアント)を追加し、各行の横に VLOOKUP を入れます。
週ごと・月ごとの時間
行の横に補助列(G 列)を 1 つ追加し、それを基準に合計するか、ピボット テーブルを作ります。
- 週ごと(月曜日から日曜日):G 列に
=ISOWEEKNUM(A2)を入れ、第 42 週の時間は=SUMIF(G:G, 42, D:D)で求めます。 - 月ごと:G 列に
=TEXT(A2, "yyyy-mm")を入れ、2026年10月の時間は=SUMIF(G:G, "2026-10", D:D)で求めます。 - クライアント別・月別:上の月の列を使い、ピボット テーブルの [行] にクライアント、[列] に月、[値] に時間の合計を指定します。
週番号は毎年1月にリセットされるため、2 年にまたがる一覧では、代わりに 2 つの日付の間で合計します。=SUMIFS(D:D, A:A, ">="&DATE(2026,10,5), A:A, "<"&DATE(2026,10,12)) は、2026年10月5日(月)から始まる週を合計します。
Calendar Timesheet で自動化する
Calendar Timesheet は 1 時間ごとにカレンダーを読み込み、色、カレンダー、タイトルの単語、ゲストのドメインの順にルールを適用します。どのルールにも該当しない会議は 振り分け待ち の一覧で待機し、ワンクリックで割り当てられます。その選択を次回のために記憶させることもできます。クライアント別の合計、金額、ダッシュボードは自動で更新され、毎月クライアントごとの請求明細にまとめて締めます。
集計を実態に合わせる
- 予定ではなく、実際に起きたことを使います。会議が予定と違った場合は、終わった後で予定を移動したり短くしたりします。カレンダーの正確さは、最後に編集した時点の状態で決まります。
- 完了分と予定分を分けます。月の半ばでは、すでに働いた時間とまだ予約されている時間は別の数字です。どちらも役に立ちます。一方は請求に、もう一方は見込みに使います。
- 仕事でないものは除外します。辞退した招待、終日の予定、「予定なし」に設定した時間は数えるべきではありません。
- 共有の会議は 1 回だけ数えます。2 つのカレンダーにコピーされた会議も、1 時間は 1 時間です。
どの方法が合っているか
| 状況 | おすすめ |
|---|---|
| クライアント 3 社、週に数件の会議 | 色と、スクリプトで書き出したデータへの毎月の SUMIF |
| 仕事用アカウントで、内訳を見たいだけ | 時間の分析情報の色別表示 |
| 毎月、時間単位で請求するクライアントがいる | 単価と月末の請求明細を備えた自動のスプレッドシート |
集計はスプレッドシートに任せましょう。Calendar Timesheet の無料エクスポートでは、任意の期間の色別・カレンダー別の合計が得られます。Pro ではクライアント、単価、オートパイロットが加わります。